“GAIDALAND”  ブルガリア国

Gaida  (羊皮のバグパイプ)
古代楽器の一種であり、おそらくはインドで発祥し、中世ヨーロッパの多くの国々に伝わっていきました。西ヨーロッパの主要な国々では、この古風な楽器は標準化された合成材でつくられていますが、ブルガリアではBagpipeは太陽で乾燥させた羊(ゴート)の皮だけで作られているため、羊の油脂かオリーブオイルの潤滑剤で常に手入れをします。(With BG Gaida Photo)
ブルガリアのGaidaは、独特の匂いを発するため、習いはじめようとする人の気をそぐところがありますが、その音楽のかすれたような音色は無窮の時間感覚を醸し出しています。
手作りの職人たちによって、様々な大きさのブルガリアのGaidaが作られていますが、価格は楽器の品質に応じていろいろです。ブルガリアのGaidaの自習用教本や楽譜、個人教授は、西ヨーロッパよりは手ごろな値段で提供されています。

“GAIDALAND”  ブルガリア国
現在のブルガリアは、国土面積111,000㎢、人口800万人、ダニューブ川、黒海、ギリシャに囲まれています。
国際機関への加盟は、NATO(2003年)、EU(2007年)、SCHENGEN(2012年)と最近です。トラキア時代、ローマ時代、ビザンチン時代以来の考古学遺産や歴史に富み、AD681年以降はブルガリアの名の下で国家を形成しています。
(註)SHENGEN ; シェンゲン圏とは、1985年に署名されたシェンゲン協定が適用されるヨーロッパの26の国の領域。圏内で国境を越える際には国境検査を受けず、単一国家のようになっている。
GAIDAは、持ち運びの容易さ(また外国の支配下での隠しやすさ)もあって、ブルガリアの主要な民族楽器として国のシンボルの一つでもあります。大変名誉なことですが、アメリカの無人惑星探査機ボイジャーに搭載された地球外文明へのメッセージには、ブルガリアンGAIDA音楽も収録されています。

GAIDALAND ロドピ
ロドピ山地(古代にはギリシャ領内に20%、ブルガリア領内に80%であった)の平均標高は、1500m~2000mほど。
伝説によると、神話に登場するオルフェウスは、この山地で誕生したと言われています。聖ニキタがトラキアの民に初めて聖書を教えたのは、早くも5世紀のことでした。
現在この地には、パンポロヴォとチェペラーレのスキーリゾートがあります(12月20日~3月末日)。

ロドピのGaida(Kaba)は、ユニークなかすれ音を発し、他に4~5箇所あるブルガリア民族地域のバグパイプとは違っています。ふつうのGaidaより大きく低音を奏でます。ロドピのGaidaは、地元のパーティやレストランでは、伝統料理“羊の丸焼き”に必須の塩と同じように、欠かすことができない楽器です。

“GAIDALAND” シロカラカ (人口800人)
Gaidalandロドピの 中央に位置し、石積屋根の絵のような村。オスマン支配時代に建てられた築200年の石積木造の家並。羊の放牧とホワイトウッドの製材を生活基盤とする正教の伝統と歴史。
建築、民俗遺産保存を目指すユネスコ・プロジェクトとその民族学博物館。1834年に、わずか38日で完成させた正教の教会。ブルガリア正教の長で、ブルガリア・ユダヤ人の救済者であり世界教会運動家のEkzarh Stefanの生家と記念碑。国立民俗音楽舞踊学校。